5月24日(日)に別海消防団総合訓練大会が上春別地域センター駐車場で開催されました。ぽかぽかと暖かい日差しにも恵まれ数多くの住民の方も見学に訪れていました。
別海町の消防体制は別海市街地の消防署をはじめ、西春別支署、尾岱沼分遣所に加え、7つの消防団によって構成されています。別海町は東京23区の2倍以上という広大な面積に酪農家が点在するという特性から、火災発生時の対応エリアが極めて大きいという特徴があります。このため、火災現場までの移動に時間がかかる傾向にあり、地域の消防団の初期消火活動が果たす役割は極めて大きいものがあります。
また、津波などの初動までの経過時間がポイントとなる災害対策においても、地域の消防団は非常に重要な役割を担っています。近所の人が助けてくれるという精神的な安心感、日常生活の中で自然と深める防災意識なども消防団の見逃せない利点です。
消防団の方は本業を持ちながら日頃の大変な訓練を重ねており、その意識の高さと努力に頭がさがる思いです。しかし、近年は消防団のなり手が不足してきている状況もあり、このような訓練大会などをキッカケに消防団に興味を持つ人が増えてくれればと感じています。
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